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水泳教室に通っても「ぜんそく」は治りません!

2020年07月11日 ニュース

子どもの習い事で人気NO.1の水泳教室。ぜんそくの治療に効果があると聞き、子どもに習わせている親御さんも多いのではないでしょうか。
しかし最近の調査で、予防や治療に効果がないことが判明しました。

未だに「子どもがぜんそくだから水泳を習わせている」という保護者は多い

昔から水泳はぜんそくの治療に効果があると言われ、アレルギー症状が改善すると言われていました。しかしきちんと証明されたことはなく証拠はあやふや。
そんな中、国立成育医療研究センターの大矢幸弘アレルギーセンター長らのグループが2年間にわたって調査をしました。
その結果「水泳は、ぜんそくや鼻炎の予防や治療に効果はない」としています。
この論文はアメリカの科学誌プロスワンに掲載されました。

国立成育医療研究センターが子ども1100人を3~5歳まで調査

2003年11月~2005年12月の間に同センターで産まれた子ども1100人について、3歳の時点で水泳教室に通っているか、喘鳴(ぜんめい-呼吸をするときにゼーゼー、ヒューヒューと鳴る)があるか、鼻炎の症状があるか、この3点を調査し、5歳になるまで経過を追いました。

3歳の時点で
・水泳を習っていた :126人(11%)
・喘鳴の症状があった:265人(24%)
・鼻炎の症状があった:299人(27%)

5歳の時点で過去1年間に
・喘鳴の症状があった:180人(16%)
・鼻炎の症状があった:387人(35%)

3歳の時点で喘鳴の症状があった子どもが、水泳教室に通ったことで症状が改善しているのか関連を調べました。
その結果、統計学的に見て意味がある差が見受けられなかったとのことです。

水泳は発作がおきにくい→症状が改善する、と伝わってしまった?

水泳はぜんそくの発作が起きにくいスポーツであるのは事実だそうです。そのため、ぜんそくを患っていても、水泳を楽しむ人が多くいました。
しかし、少しづつ解釈が変わったのか、「ぜんそくの予防や治療に水泳は効果がある」と伝わってしまったようです。

現代ではぜんそくの治療薬は格段に進歩しています。ぜんそくだからといってできないスポーツはありません。

もし子どものぜんそくの症状を改善したいから水泳を習わせている、という親御さんがいたら、一旦考え直してみてはいかがでしょうか。
本当に本人は水泳が習いたいのか、ほかにもっとやりたい習い事やスポーツがあるのではないか、一度意思を確認してみてくださいね。

2020年6月30日(火)朝日新聞朝刊より出典