良い我慢と悪い我慢|保育士資格取得スクール

良い我慢と悪い我慢

その他の豆知識 2022年03月25日 キーワード , , , ,

子どもが成長していく上で我慢することは大切な事ですが、させても良い我慢と悪い我慢があります。
そして、我慢させすぎも子どもにとって良くないこともあります。

良い我慢は子どもが自分らしく他者と協調性をもって社会に中で生きていくための我慢です。
悪い我慢は自己肯定感を育むどころか奪ってしまうような我慢です。

親はついつい子どもに悪い我慢をさせがちです。

特に上の子どもや一人っ子に偏ってみられることも多く、我慢することは身に付けていってほしいことではありますが、大人の接し方ひとつで良くも悪くもなってしまいます。大人の接し方は同じきょうだいでも違ってくるようです。

上の子どもは、お母さんにとって初めての子どもで期待もきょうだいの中では大きいでしょう。
その分『お兄ちゃんなんだから!』と言って、子どもの気持ちを聞く前に先に悪い我慢をさせてしまいがちになってしまいます。それでは自分の気持ちを伝えられなくなっ てしまいます。

真ん中の子どもは、上の子と下の子に挟まれて両方に気を使い自分の気持ちを我慢してしまうようです。
お母さんにとってはやりやすいと思っていても、子どもにとっては我慢させられていると感じているかもしれません。

下の子どもは、お母さんも育児に慣れて上の子ほど構うことはなくなり、悪い我慢もさせなくていいかもしれませんが、良い我慢をさせなさすぎてしまいわがままが表に出やすくなるようです。

一人っ子は、兄弟がいない分我慢することも少ないので下の子と同じようにわがままになりやすいですが、その反面一人っ子だからと厳しく接しすぎて悪い我慢ばかりを押し付けてしまっていることもあるようです。

同じきょうだいでも親の意識で接し方が変わってしまいます。しっかりと子どもと向き合って子どもにとって良い我慢を一緒に育んでいきたいですね。