仕上げ磨きのコツ|保育士資格取得スクール

仕上げ磨きのコツ

育児・子育て 2025年05月20日

毎日の歯みがき、がんばって続けていますか?
「仕上げ磨きっていつまで必要?」「すぐ嫌がられてうまくできない…」そんな悩みを抱えるママは少なくありません。乳歯はむし歯になりやすく、永久歯に悪影響を与えてしまうこともあるため、小さいうちからのケアがとても大切です。
今回は、仕上げ磨きが少しラクになる、ちょっとしたコツをご紹介します。

仕上げ磨きっていつまで必要?

仕上げ磨きは、小学校低学年ごろ(8〜9歳)まで続けるのが理想的です。
この時期の子どもは、まだ細かい動きが苦手で、すべての歯をきちんと磨けていないことが多いため、大人の手でサポートしてあげる必要があります。とくに、奥歯のかみ合わせや歯と歯の間は、むし歯になりやすい部分。毎日の仕上げ磨きで、しっかりケアしてあげましょう。

嫌がられずに仕上げ磨きをするには?

仕上げ磨きを嫌がる子どもは少なくありません。そんなときは、次のような工夫が役立ちます。
子どもにとって「イヤな時間」にならないよう、スキンシップのひとつとしてとらえると、お互いに気持ちがラクになるはず。

[例]
・お気に入りのぬいぐるみや人形を使って「見守り役」に。 「クマさんが見てるよ〜」など、楽しい雰囲気づくりをすると良いでしょう。
・磨くときは歌をうたったり、数をかぞえたり 「1〜2〜3〜、はい反対〜!」とテンポよく進めると気がまぎれます。
・ママと向かい合って座るより、寝かせて磨くのがおススメ。寝転がってもらうと視界が変わって落ち着きやすく、奥までしっかり見えます。

上手に磨くためのポイント

仕上げ磨きは、ただ力まかせにこするのではなく、やさしくていねいにが基本です。とくに奥歯の内側や、下の前歯の裏は、磨き残しが多いので念入りに。
仕上げの最後に「ピカピカになったね!」と声をかけると、子どもも達成感が得られます。

[ポイント]
・歯ブラシは小さめのヘッドでやわらかめを選ぶ
・歯と歯ぐきの境目、奥歯の溝、歯の裏側を意識する
・力を入れすぎず、ペンを持つようにブラシを軽く握る

フッ素やデンタルフロスも活用しよう

仕上げ磨きに加えて、フッ素入り歯みがき剤やデンタルフロスを取り入れるのもおススメ。フロスは、特に歯の間に食べ物が詰まりやすい子に効果的です。
はじめは週に1〜2回でもOK。無理なく少しずつ取り入れていきましょう。

おわりに

仕上げ磨きは、子どもの歯を守るママからの愛情タイムです。ちょっと面倒に感じる日もあるかもしれませんが、1日たった2〜3分の積み重ねが、大きなむし歯予防につながります。
「今日もがんばったね」と笑いながら、親子の時間を楽しんでみてくださいね。