要注意!丸いチーズで窒息|保育士資格取得スクール

要注意!丸いチーズで窒息

育児・子育て 2025年03月20日 キーワード , , , , , ,

2024年12月20日、国民生活センターは、1歳児が球形のチーズを食べた際に窒息し、命を落とす事故が発生したことを受けて、注意を促しました。
表面が滑らかで丸い食品は窒息の危険が高いため、無理なく食べられるように小さく切るなどの工夫をし、飲み込む様子を確認しながら与えることが大切です。
(※2024年12月21日 朝日新聞の記事を参考に要約しています。)

球形のチーズによる窒息事故

国民生活センターによると、2024年8月に1歳の男の子がチーズをのどに詰まらせ、救急搬送されましたが、12日後に亡くなったとのことです。
問題となったチーズは直径2cmの球形で、フィルムに包まれ、両端がねじられたキャンディーのような形状をしていたとのことです。
また、消費生活相談を登録する「パイオネット」には、2014年度以降、先月15日までに1歳児と3歳児が同様に球形チーズをのどに詰まらせた事故がそれぞれ1件ずつ報告されています。
さらに、医療機関ネットワークにも今年3月に発生した1歳児の事故情報が寄せられていたことが明らかになりました。

窒息リスクの高い食品に注意

日本小児科学会によると、球形のチーズだけでなく、ブドウやミニトマト、ピーナッツなどの丸くて表面が滑らかな食品は、窒息のリスクが高いとされています。
これらの食品は噛みにくいうえに口の中で滑りやすく、そのまま飲み込んでしまうことがあります。
さらに、丸い形状はのどに詰まりやすく、気道をふさいで窒息を引き起こす可能性があるため、特に注意が必要です。

乳幼児が窒息しやすい食物

国民生活センターや消費者庁の情報によると、乳幼児が窒息しやすい食品として、以下のものが挙げられています。
園での食事やおやつの時は、子どもが喉に詰まらせないように小さく刻むなどの配慮が必要です。

(1)飴・お菓子:丸くて硬い飴玉はなるべく乳幼児に与えないようにしましょう。
(2)果実類:ミニトマトやブドウは小さく切って与えましょう。
(3)大豆など豆類:大豆やピーナッツなどの硬い豆類は、3歳までは与えないことが推奨されています。