おはしトレーニングの進め方|保育士資格取得スクール

おはしトレーニングの進め方

育児・子育て 2024年02月10日 キーワード ,

「食べることは生きること」
という言葉があるくらい、人間にとって食は生命維持に欠かせない非常に大切な生活の一部。
そして、そんな毎回の食事には、日本人の私たちは「おはし」を使うので、おはしを上手に使えるようにトレーニングすることは、子どもの食育上とても重要です。
一般的には3~4歳くらいからスタートするご家庭の多い「おはしトレーニング」について、進め方や飽きさせないポイントをお伝えします。

おはしの選び方

おはしトレーニングは、子どもにとって使いやすいおはしの選定から始まります。
子ども向けのおはしは、先がやや丸まっていて握りやすい形のものを選びましょう。先が尖っていないことで、食材の掴みやすさが向上します。
お子さんの手の大きさに合わせたサイズであることもポイントです。長すぎず短すぎず、自分の手にちょうどよくフィットするおはしがトレーニングに適しています。
子どものモチベーションを高めるために、お気に入りのデザインやキャラクターが付いたおはしを買ってあげるのもおススメ。おはしを使って食べることへの意欲が向上します。
また、握りやすいグリップがついたトレーニング用のおはしもあります。滑りにくく、安定感を持っておはしを使える設計です。まずはこのおはしからスタートさせるのも良いでしょう。

発達段階に合わせたスタートを

おはしトレーニングは、ほとんどのご家庭で幼児期から始めますが、お子さんの発達段階に合わせて進めることが大切です。
幼児期は手指の発達が進む時期。指の動きを促進するため、細かな物をつかんだり、指先の動きを鍛える簡単なゲームなどをふだんからさせることで、おはしトレーニングがスムーズに進みます。
また、絵本やアニメのキャラクターを通じておはしの使い方を楽しくイメージさせることで、子どもたちの理解が深まります。イメージトレーニングを通して楽しみながらおはしのコツを身につけましょう。

遊びを通した楽しいおはしトレーニング

おはしトレーニングは遊びを通して楽しみながら行うことが大切です。
たとえば、ビー玉や小さな玩具をはしでつかんで運ぶゲームなどで、おはしに慣れさせることからはじめるのもひとつの手。
ほかにも、お人形やぬいぐるみにおはしを持たせてみてください。子どもたちはごっこ遊びを通じて、自分もおはしを使うことが当たり前であるように感じるようになるでしょう。