「眠育」と「早期眠育」|保育士資格取得スクール

「眠育」と「早期眠育」

育児・子育て 2022年08月26日 キーワード , ,

大人にも子供にも大切な睡眠ですが子どもにはさらに重要です。
睡眠の大切さが叫ばれている中、夜に十分な睡眠をとれないことで不登校など心身の発達に影響している子どもが増えています。

不登校の原因の一つに睡眠の乱れがあることが文部科学省の調査で少しずつ明らかになってきています。

不登校をなくそうと小・中学校で睡眠を見直す活動が行われています。
それが「眠育」です。眠育は睡眠教育の略で学校生活に適応できなることを予防するための取り組みとして始まりました。

赤ちゃんを正しい眠りに導き、お母さんたちに睡眠の大切さを知ってもらおうという「早期眠育」の取り組みについても触れたいと思います。

赤ちゃんの時代こそ眠育が必要

赤ちゃんの頃は睡眠リズムが整っていなくても支障はないかもしれませんが、保育園や幼稚園に入るとそうも言ってはいられません。
何故かと言いますと、集団生活が始まるからです。
今までのようなリズムでは睡眠不足になったり時差ボケのような不快な症状を引き起こしたりします。

それでは、子どもの睡眠リズムはどのように整えたらよいのでしょうか?
ポイントは人間の体内時計にあります。
体内時計の周期は24時間より少し長いといわれています。体内時計が毎日少しずつずれることで睡眠リズムが乱れるといわれています。
しかし朝日を浴びると体内時計がリセットされるといわれています。
眠りのホルモン、メラトニンは強い光を浴びることで分泌量が減り、暗くなると増えます。
朝は朝日を浴びて起き、夜は部屋を暗くして休むことで眠りのリズムがついてくるのです。

現代社会が休む間もなく動き続けていることで生活は夜型へと変化し、睡眠時間は減少の傾向にあります。そんな大人の夜型生活から子どもたちを守っていかなければなりません。

いつもより少し早く起きて朝食をしっかりと食べ、日中にしっかりと活動すれば疲れてぐっすりと眠れます。

早寝・早起きから一日のリズムを作り睡眠の大切さを実感することから始めてみませんか?