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「もっと早く言ってよ~!」妊婦さんの体重増加の目安がゆるくなりました

2021年07月17日 ニュース

妊娠すると必ず「体重の増加し過ぎに注意」と言われます。苦労した人も多かったでしょう。昭和時代の「妊娠したら人の2倍食べよう」は絶対にやってはいけないことです。
この度、妊婦さんの体重増加の目安が引き上げられました。低出生体重児の増加が背景にあるようです。

SNSでは「もっと早く引き上げて欲しかった」との声が

先輩ママから「妊娠すると体重の管理が大変だよ」と言われたことがあるでしょう。今現在保育園では2人目3人目を妊娠しているママもいるかもしれません。
この度日本産科婦人科科学会(日産婦)は妊婦さんの体重増加の目安を引き上げました。
SNSでは体重管理に苦労した母親から「もっと早く引き上げて欲しかった」というSNSの投稿もみられたとのことです。
実際にどれくらい引き上げられたのでしょうか。

BMI18.5~25未満の普通体型の人は+3kgの「トータル10~13kgOK」となった

体重の目安は2015~2017年に出産した約40万人のデータを元に引き揚げれました。

《妊娠前のBMIと体重増加の目安》
18.5未満の人 →12~15kg
18.5~25未満の人→10~13kg
25~30未満の人 →7~10kg
30以上の人 →5kgまで

妊婦さんの中には「体重が気になって胎児の成長をじゅうぶんに喜んだり楽しんだりできなかった」という人もいたそうです。
妊娠中は気分が落ち込んだり、不安になったいりすることはよくあります。ネガティブな感情ばかりに支配されないように、運動や食事について、もっと具体的なアドバイスが必要かもしれません。

若い女性の痩せ願望のが高まりから「低出生体重児」が増加している

妊娠中に体重が増えすぎると、妊娠高血圧症候群になる可能性があり、注意が必要です。

しかし近年は若い女性の痩せ願望が高まり、普段から体重増加を嫌がる人が増えてきました。そのため、逆に問題になってきたのは「低出生体重児」が増加傾向にあることです。

低体重で生まれた子どもは成人病になりやすい!?

低体重で生まれた子どもは、大人になると高血圧症や糖尿病などの生活習慣病になりやすい傾向があることが、最近の研究で分かってきました。
こどもの将来の生活習慣病のリスクを左右することを「ドーハッド説」と言います。
ドーハッドとはDevelopmental Origins of Health and Diseaseの略で、将来の生活習慣病のかかりやすさは、胎児期~出生初期の環境に大きく影響される、という概念です。
普段から適正体重でいることの大切さをより考えさせられます。

妊婦さんのストレスがもっと軽減されれば!

今回引き上げされた数値はあくまでも目安です。BMIが30未満の人であれば、妊娠しても厳しい体重制限は必要ないでしょう。
妊婦さんの中には、妊娠中に体重計に乗るのがストレスでしかたがない、という人もいたかもしれません。
今回の引き上げによって体重管理のストレスが少しでも軽減されるといいですね。

2021年7月3日(土)朝日新聞朝刊より出典・引用しています。
https://www.asahi.com/

 

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