保育士試験
過去問題
令和1年度(前期)
保育実習理論 令和1年度(前期)
次の曲の伴奏部分として、A~Cにあてはまるものの正しい組み合わせを一つ選びなさい。
楽譜:著作権の関係により公表できません。
(組み合わせ)
A | B | C | |
1 | ア | イ | エ |
2 | ア | ウ | イ |
3 | イ | ア | ウ |
4 | ウ | エ | ア |
5 | エ | イ | ウ |
次のA〜Dを意味する音楽用語を【語群】から選択した場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- A だんだん強く
- B 甘くやわらかに
- C 愛らしく
- D 少しずつ
【語群】
- ア adagio
- イ amabile
- ウ poco a poco
- エ crescendo
- オ andante
- カ molto
- キ decresc.
- ク dolce
(組み合わせ)
A | B | C | D | |
1 | ア | カ | イ | オ |
2 | エ | イ | ア | カ |
3 | エ | ク | イ | ウ |
4 | キ | カ | ア | ウ |
5 | キ | ク | オ | ア |
B ク「甘くやわらかに」はdolce(ドルチェ)です。
C イ「愛らしく」はamabile(アマービレ)です。
D ウ 「少しずつ」はpoco a poco(ポコアポコ)です。
なお、
アadagio(アダージョ)は「緩やかに(ゆったりと)」
オandante(アンダンテ)は「(ゆっくり)歩く速さで」
カmolto(モルト)は「とても」
キdecresc.(デクレッシェンド)は「だんだん弱く」です。
次のコードネームにあてはまる鍵盤の位置として正しい組み合わせを一つ選びなさい。
(組み合わせ)
E7 | B♭ | Gm | C♯dim | |
1 | ア | イ | ウ | ア |
2 | ア | ウ | イ | イ |
3 | イ | イ | ウ | イ |
4 | ウ | ア | ア | ウ |
5 | ウ | ウ | イ | ウ |
B♭ :根音であるB♭(④か⑯)に長3度上のD(⑧か⑳)、そこから短3度上のF(⑪)で構成されます。
Gm :根音であるG(①か⑬)の短3度上のB♭(④か⑯)、さらに長3度上のD(⑧か⑳)で構成されるマイナー・コードです。
C#dim:ディミニッシュ(diminish)コードとは、根音から例外なく規則的に短3度音程を積み重ねてできるコードのことです。根音であるC#(⑦か⑲)の短3度上のE(⑩)、そこから短3ド上のG(①か⑬)で構成されています。
次の曲を4歳児クラスで歌ってみたところ、最高音が歌いにくそうであった。そこでヘ長調に移調することにした。その場合、下記のコードはどのように変えたらよいか、正しい組み合わせを一つ選びなさい。
楽譜:著作権の関係により公表できません。
(組み合わせ)
G | C | D7 | |
1 | F | B | C7 |
2 | A | D | E7 |
3 | E | B♭ | D |
4 | F | B♭ | C7 |
5 | F♯ | B | C |
次のリズムは、ある曲の歌いはじめの部分である。それは次のうちのどれか、一つ選びなさい。
楽譜:著作権の関係により公表できません。
1 | ぞうさん(作詞:まど・みちお 作曲:團伊玖磨) |
2 | ありさんのおはなし(作詞:都築益世 作曲:渡辺茂) |
3 | 海(作詞:林柳波 作曲:井上武士) |
4 | おかあさん(作詞:田中ナナ 作曲:中田喜直) |
5 | こいのぼり(作詞:近藤宮子 作曲者不明) |
※設問は五線譜ではなくリズム譜です
次の文のうち、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- A ワルツは、4拍子の曲である。
- B カンツォーネは、イタリアのポピュラー・ソングである。
- C 声明は「しょうみょう」と読み、日本の仏教音楽の一つである。
- D ニ長調の階名「シ」は、音名「ハ」である。
(組み合わせ)
A | B | C | D | |
1 | ◯ | × | ◯ | ◯ |
2 | ◯ | × | × | × |
3 | × | ◯ | ◯ | ◯ |
4 | × | ◯ | ◯ | × |
5 | × | × | × | × |
B 〇 「オーソレミオ」や「サンタルチア」などが有名です。
C 〇 仏教と共に生まれた祈りの歌です。お経に旋律をつけて唱えるもので、仏教における聖歌といえます。西洋の聖歌として、グレゴリオ聖歌があります。
D × 音階上の音名を問う設問です。階名「シ」は長音階7番目(主音から長7度上)の位置です。ニ長調の階名「シ」は「嬰ハ」となります。
次のA〜Dは、「保育所保育指針」第2章「保育の内容」の3「3歳以上児の保育に関するねらい及び内容」オ「表現」(イ)「内容」の一部である。下線部分が正しいものを○、誤っているものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- A 生活の中で美しいものや心を動かす出来事に触れ、イメージを豊かにする。
- B 様々な出来事の中で、感動したことを伝え合う楽しさを味わう。
- C ひとつの素材に深く親しみ、工夫して遊ぶ。
- D かいたり、つくったりすることを楽しみ、作品を大切にしまう。
(組み合わせ)
A | B | C | D | |
1 | ◯ | ◯ | × | × |
2 | ◯ | × | ◯ | ◯ |
3 | ◯ | × | ◯ | × |
4 | × | ◯ | × | ◯ |
5 | × | × | ◯ | ◯ |
B 〇 同指針第2章「保育の内容」3「3歳以上時の保育に関するねらい及び内容」(2)「ねらい及び内容」オ(イ)③参照。
C × 正しくは、「いろいろな素材に親しみ」です。(同指針第2章「保育の内容」3「3歳以上児の保育に関するねらい及び内容」(2)「ねらい及び内容」オ(イ)⑤)
D × 正しくは、「遊びに使ったり、飾ったりなどする」です。(同指針第2章「保育の内容」3「3歳以上児の保育に関するねらい及び内容」(2)「ねらい及び内容」オ(イ)⑦)
保育所保育指針より抜粋
第2章 保育の内容
3 3歳以上児の保育に関するねらい及び内容
オ 表現
(イ) 内容
① 生活の中で様々な音、形、色、手触り、動きなどに気付いたり、感じたりするなどして楽しむ。
② 生活の中で美しいものや心を動かす出来事に触れ、イメージを豊かにする。
③ 様々な出来事の中で、感動したことを伝え合う楽しさを味わう。
④ 感じたこと、考えたことなどを音や動きなどで表現したり、自由にかいたり、つくったりなどする。
⑤ いろいろな素材に親しみ、工夫して遊ぶ。
⑥ 音楽に親しみ、歌を歌ったり、簡単なリズム楽器を使ったりなどする楽しさを味わう。
⑦ かいたり、つくったりすることを楽しみ、遊びに使ったり、飾ったりなどする。
⑧ 自分のイメージを動きや言葉などで表現したり、演じて遊んだりするなどの楽しさを味わう。
次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
H保育所では、子どもの作品発表会の準備をしています。J君(5歳)の描いた遠足の絵を見ながら、主任のZ保育士(以下Z)と新任のG保育士(以下G)が会話をしています。
- Z:J君の絵は今回も大胆で面白いですね。暖かい日だったからか、太陽が大きく描かれていますね。
- G:本当ですね。太陽に顔も描かれています。
- Z:子どもの絵によく見られる表現で、( A )的表現と呼ばれるものです。「ものはすべて生きており、( B )がある。」とする子どもの思考を( C )は( A )的ととらえました。
- G:( B )のないものに( B )があるととらえた表現であると、( C )は考えたのですね。
- Z:J君だけでなく、他の子ども達も、雲や花に顔を描いていますね。
【設問】
( A )〜( C )にあてはまる語句の最も適切な組み合わせを一つ選びなさい。
(組み合わせ)
A | B | C | |
1 | 頭足人 | 形 | ローエンフェルド(Lowenfeld, V.) |
2 | 展開描法 | 意志 | ローエンフェルド(Lowenfeld, V.) |
3 | アニミズム | 意志 | ピアジェ(Piaget, J.) |
4 | アニミズム | 形 | フレーベル(Fröbel, F.W.) |
5 | 頭足人 | 表情 | チゼック(Cizek, F.) |
G:(B 意志 )のないものに(B 意志 )があるととらえた表現であると、(C ピアジェ(Piaget,J.))は考えたのですね。
次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
新任のF保育士(以下F)と主任のV保育士(以下V)が、劇の発表会のための背景画を描きながら会話しています。使用する大きな紙と、描くための「赤」と「青」と「黄」の3色の絵の具が用意されています。
- F:木に実っているミカンを描くために、「黄」に( A )を加えて「橙」を作りました。
- V:そうですね。いい感じになりましたね。
- F:次に、紫色のパンジーを描きたいのですが、「赤」に何色を加えると「紫」になりますか?
- V:「赤」に( B )を加えていくと「紫」に近い色ができますよ。
- F:背景の木々の「緑」は、「青」と( C )を混ぜるとできますね。
- V:そうですね。厳密な「緑」にはなりませんが、近い色はできます。色彩理論では、「緑みの青」、「赤紫」、「黄」の3色を「( D )の三原色」と言います。この三原色を用いると、様々な色を作ることができますよ。
【設問】
( A )〜( D )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
(組み合わせ)
A | B | C | D | |
1 | 青 | 黄 | 赤 | 光 |
2 | 青 | 青 | 黄 | 色料 |
3 | 青 | 黄 | 赤 | 色料 |
4 | 赤 | 青 | 黄 | 色料 |
5 | 赤 | 黄 | 赤 | 光 |
V:そうですね。いい感じになりましたね。
F:次に、紫色のパンジーを描きたいのですが、「赤」に何色を加えると「紫」になりますか?
V:「赤」に( B 青 )を加えていくと「紫」に近い色ができますよ。
F:背景の木々の「緑」は、「青」と( C 黄 )を混ぜるとできますね。
V:そうですね。厳密な「緑」にはなりませんが、近い色はできます。色彩理論では、「緑みの青」、「赤紫」、「黄」の3色を「( D 色料 )の三原色」と言います。この三原色を用いると、様々な色を作ることができますよ。
光(色光)の三原色は、赤・青・緑である。
次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
K保育所では、保育者向けの講習会を開催しました。講師の先生から、ある描画技法について以下のように説明がありました。
- ・ この技法では、まず様々な色のパスを使い、画用紙を塗り分けます。
- ・ ここでは大好きな色やあまり使わない色なども使い、自由に塗り分ける楽しさがあります。
- ・ その上から黒色のパスを全面に塗り重ねます。
- ・ 鮮やかな色を黒色で消してしまうことは、子どもにとって驚きでもあります。
- ・ さらにその上から竹ぐしや割り箸などを押し当てて描きます。
- ・ 下から鮮やかで様々な色の線が現れ、これもまた驚きです。
- ・ 鮮やかな色の線を使い自由に絵を描いたり、花火や昆虫などの表現に応用することもでき、幼児の造形活動でよく用いられています。
【設問】
この技法の呼び名として、正しいものを一つ選びなさい。
1 | フロッタージュ |
2 | バチック |
3 | マーブリング |
4 | スクラッチ |
5 | デカルコマニー |
2 × バチックは、油(またはワックス)と水がはじきあう性質をりようした技法です。クレヨンやオイルパステルで描いた後に水溶性絵の具で描くと、クレヨンやオイルパステルで描いた部分は着色されずに、余白部分のみに着色できます。
3 × マーブリングは、バットなどに張った水野水面に専用の絵の具を垂らして模様をあらわし、その模様を紙にうつしとる技法です。専用の絵の具のほかに、墨汁などを用いてもできます。
4 〇 記述の技法は、スクラッチです。なお設問中のパスとは、より正確にはオイルパステルのことを指します。クレヨンよりも柔らかい描画材で面塗りに向いており、広範囲を塗りつぶす際によく用います。
5 × デカルコマニーは、神の片面に絵の具をつけて、その紙を二つ折りにして再度開くことで、左右対称の模様をあわらす技法です。
次の文は、鉛筆とボールペンに関する記述である。( A )〜( C )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
鉛筆の芯の硬度を示す記号で、「H」は硬くて描くと薄い。「B」は柔らかくて( A )描ける。一般的に幼児が使用する場合は、筆圧によって線の表情が変化しやすい( B )芯を使うことが望ましい。 ボールペンは、ペン先に小さなボールが入っており、これが回転することで内部のインクを紙に送り出して線を描く。そのため、筆圧によって線の幅が( C )、幼児にとっては継続して線を描くことが容易な描画材である。
(組み合わせ)
A | B | C | |
1 | なめらかに | 柔らかい | 変わりやすく |
2 | なめらかに | 硬い | 変わりにくく |
3 | 濃く | 柔らかい | 変わりやすく |
4 | 濃く | 硬い | 変わりやすく |
5 | 濃く | 柔らかい | 変わりにくく |
B 柔らかい
C 変わりにくく
鉛筆の芯の素材は主に黒鉛と粘土で、黒鉛の割合が高くなればなるほど柔らかく、濃くかけます。なお、ボールペンに限らずキャップ式の描画用具は、キャップを幼児が誤飲する可能性もあるので、やや注意が必要です。
次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
新任のN保育士(以下N)と主任のL保育士(以下L)が、CDとビー玉を使った、手作りコマの相談をしています。
- N:CDとCDの穴よりちょっと大きめのビー玉を穴に接着して、手作りコマをつくってみました。
- L:コマは子どもたちも大好きなおもちゃの一つですが、手作りしようとするとなかなか難しいですね。
- N:このコマは( A )ので、簡単にうまく回るように作れます。
- L:そうですね。それと( B )ので、安定して回るのですね。
- N:軸となるビー玉に対して、CDの円盤が( C )ので回転が持続することもポイントだと思います。表面に模様を描いたりして、個性を出すこともできます。光っている面を上にしてもきれいです。
- L:素材の特徴、動きの原理やポイントなどを考えていくと、色々な形や工夫ができて、新しいおもちゃを作ることができますね。
【設問】
コマの原理から考えて( A )〜( C )にあてはまる記述を【語群】から選択した場合の最も適切な組み合わせを一つ選びなさい。
【語群】
- ア 材料が手に入りやすい
- イ 重心が高い
- ウ 素材がプラスチックな
- エ 大きい
- オ 軽い
- カ 軸が中心に固定できる
- キ 重心が低い
- ク 薄い
(組み合わせ)
A | B | C | |
1 | ア | イ | オ |
2 | ウ | エ | ク |
3 | エ | オ | ク |
4 | カ | キ | エ |
5 | ク | ウ | オ |
L:コマは子どもたちも大好きなおもちゃの一つですが、手作りしようとするとなかなか難しいですね。
N:このコマは( A カ 軸が中心に固定できる )ので、簡単にうまく回るように作れます。
L:そうですね。それと( B キ 重心が低い )ので、安定して回るのですね。
N:軸となるビー玉に対して、CDの円盤が( C エ 大きい )ので回転が持続することもポイントだと思います。表面に模様を描いたりして、個性を出すこともできます。光っている面を上にしてもきれいです。
L:素材の特徴、動きの原理やポイントなどを考えていくと、色々な形や工夫ができて、新しいおもちゃを作ることができますね。
次の【事例1】〜【事例4】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例1】
M保育士は、2歳児クラスを担当している。子どもたちは少しずつトイレで排泄することができるようになり、「ひとりでできた!」と生活習慣の自立への自信が育ってきている。Pちゃんは排泄したくなると「おしっこ!」と言ってズボンとおむつを下ろしてもらいトイレに駆けていく。排泄は、M保育士が他のことに手を取られているとお尻を出したまま遊び始めてしまう。M保育士は、Pちゃんに自分でズボンをはこうとする気持ちが育ってほしいと考え、( A )の絵本の読み聞かせをしてみることにした。
【事例2】
Q保育士は、3歳児クラスを担当している。最近クラスの子ども達は表現遊びに興味をもち、オノマトペや体の動きを使っていろいろな状況を表現して遊んだり、言葉のリズムを楽しんだりしている場面がたくさん見られるようになった。そこで、Q保育士は表現遊びがさらに広がるように( B )の絵本の読み聞かせをしてみることにした。
【事例3】
R保育士は、4歳児クラスを担当している。友だちと一緒に遊ぶ姿が増え、友だち関係も広がってきた。クラスの友だちと一緒に遊ぶことの楽しさをさらに感じてほしいと考えている。そのような時期に( C )の絵本の読み聞かせをしてみた。その後、子ども達の間で「はっぱを入れてください、欲しいものがでてきますよ」という遊びが始まり、生活発表会に向けてみんなで製作するという活動に広がっていった。
【事例4】
S保育士は、5歳児クラスを担当している。来月から難聴のあるTちゃんを受け入れることになった。そこで子どもたちに日々の生活の中で障害のある子どもに対してどのように関わればよいか、考えて行動する態度が育ってほしいと考え、( D )の絵本の読み聞かせを行った。
【設問】
対象児の年齢やねらいを考慮して、( A )〜( D )にあてはまる絵本を【語群】から選択した場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
【語群】
- ア 『いっぽんばしわたる』(作/五味太郎 )
- イ 『はけたよ はけたよ』(文/神沢利子 絵/西巻茅子)
- ウ 『ぼくのだいじな あおいふね』(画家/ディック=ブルーナ 作者/ピーター=ジョーンズ 訳者/中川健蔵)
- エ 『ぽんたの じどうはんばいき』(作/加藤ますみ 絵/水野二郎 )
(組み合わせ)
A | B | C | D | |
1 | ア | ウ | エ | イ |
2 | イ | ア | ウ | エ |
3 | イ | ア | エ | ウ |
4 | ウ | エ | ア | イ |
5 | ウ | エ | イ | ア |
B ア『いっぽんばしわたる』は、動物たちが一本橋を渡る様子を、短い言葉とシンプルな絵で表現した絵本です。言葉がもつ意味合いが絵を通して視覚的に伝わってくるので、言葉の意味が理解できない年齢でも楽しめます。
C エ『ぽんたの じどうはんばいき』は、主人公のたぬきのぽんたが、自作の自動販売機を通して友達と交流するお話が描かれた絵本である。文章が比較的長く、ストーリー性があります。
D ウ『ぼくのだいじな あおいふね』は、難聴をかかえる主人公ベンの生活を描いた絵本です。障害の有無に関わらず、助け合って生きていくことの大切さが描かれています。
次の文は、「保育所保育指針」第1章「総則」4「幼児教育を行う施設として共有すべき事項」(2)「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」のケ「言葉による伝え合い」の一部である。( A )〜( C )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
保育士等や友達と( A )を通わせる中で、絵本や物語などに親しみながら、( B )言葉や表現を身に付け、( C )や考えたことなどを言葉で伝えたり、相手の話を注意して聞いたりし、言葉による伝え合いを楽しむようになる。
(組み合わせ)
A | B | C | |
1 | 気持ち | 豊かな | 遊んだこと |
2 | 心 | 豊かな | 遊んだこと |
3 | 気持ち | 正しい | 経験したこと |
4 | 心 | 豊かな | 経験したこと |
5 | 気持ち | 正しい | 遊んだこと |
保育所保育指針より抜粋
第1章 総則
4 幼児教育を行う施設として共有すべき事項
(2) 幼児期の終わりまでに育ってほしい姿
ケ 言葉による伝え合い
保育士等や友達と心を通わせる中で、絵本や物語などに親しみながら、豊かな言葉や表現を身に付け、経験したことや考えたことなどを言葉で伝えたり、相手の話を注意して聞いたりし、言葉による伝え合いを楽しむようになる。
次の文は、「保育所保育指針」第2章「保育の内容」のある時期における(1)「基本的事項」の一部である。以下の文を説明したものとして、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
本項の各領域において示す保育の内容は、第1章の2に示された養護における「生命の保持」及び「情緒の安定」に関わる保育の内容と、一体となって展開されるものであることに留意が必要である。
- A この文は、「乳児保育に関わるねらい及び内容」の「基本的事項」に示されている。
- B この文は、「1歳以上3歳未満児の保育に関わるねらい及び内容」の「基本的事項」に示されている。
- C この文は、「3歳以上児の保育に関するねらい及び内容」の「基本的事項」に示されている。
(組み合わせ)
A | B | C | |
1 | ◯ | ◯ | ◯ |
2 | ◯ | ◯ | × |
3 | ◯ | × | × |
4 | × | ◯ | ◯ |
5 | × | × | ◯ |
「保育所保育指針」第2章「保育の内容」1「乳児保育に関わるねらい及び内容」(1)「基本的事項」ウに「本項の各領域において示す」ではなく「本項の各視点において示す」とあります。
B 〇 適切です。
C 〇 適切です。
保育所保育指針より抜粋
第2章 保育の内容
1 乳児保育に関わるねらい及び内容
(1) 基本的事項
ア 乳児期の発達については、視覚、聴覚などの感覚や、座る、はう、歩くなどの運動機能が著しく発達し、特定の大人との応答的な関わりを通じて、情緒的な 絆
きずな
が形成されるといった特徴がある。これらの発達の特徴を踏まえて、乳児保育は、愛情豊かに、応答的に行われることが特に必要である。
イ 本項においては、この時期の発達の特徴を踏まえ、乳児保育の「ねらい」及び「内容」については、身体的発達に関する視点「健やかに伸び伸びと育つ」、社会的発達に関する視点「身近な人と気持ちが通じ合う」及び精神的発達に関する視点「身近なものと関わり感性が育つ」としてまとめ、示している。
ウ 本項の各視点において示す保育の内容は、第1章の2に示された養護における「生命の保持」及び「情緒の安定」に関わる保育の内容と、一体となって展開されるものであることに留意が必要である。
次の文は、「保育所保育指針」第1章「総則」3「保育の計画及び評価」の(1)「全体的な計画の作成」の一部である。( A )〜( C )にあてはまる語句を【語群】から選択した場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
全体的な計画は、子どもや家庭の状況、地域の実態、( A )などを考慮し、子どもの育ちに関する( B )をもって適切に作成されなければならない。
全体的な計画は、保育所保育の全体像を包括的に示すものとし、これに基づく( C )計画、保健計画、食育計画等を通じて、各保育所が創意工夫して保育できるよう、作成されなければならない。
【語群】
- ア 課題
- イ 保育時間
- ウ 長期的見通し
- エ 理念
- オ 行事
- カ 指導
(組み合わせ)
A | B | C | |
1 | ア | ウ | カ |
2 | ア | エ | オ |
3 | イ | ア | カ |
4 | イ | ウ | カ |
5 | エ | ア | オ |
A:イ 保育時間
B:ウ 長期的見通し
C:カ 指導
保育所保育指針より抜粋
第1章 総則
3 保育の計画及び評価
(1) 全体的な計画の作成
ア 保育所は、1の(2)に示した保育の目標を達成するために、各保育所の保育の方針や目標に基づき、子どもの発達過程を踏まえて、保育の内容が組織的・計画的に構成され、保育所の生活の全体を通して、総合的に展開されるよう、全体的な計画を作成しなければならない。
イ 全体的な計画は、子どもや家庭の状況、地域の実態、保育時間などを考慮し、子どもの育ちに関する長期的見通しをもって適切に作成されなければならない。
ウ 全体的な計画は、保育所保育の全体像を包括的に示すものとし、これに基づく指導計画、保健計画、食育計画等を通じて、各保育所が創意工夫して保育できるよう、作成されなければならない。
次の【事例】を読んで、【設問】 に答えなさい。
【事例】
保育所に勤めるT保育士は、子どもたちが野菜に親しみをもてるように、絵本の力を借りようと考えた。そこで、『いっぱい やさいさん』(まど・みちお/文 斉藤恭久/絵)の絵本を見つけた。その一部を紹介する。
図:著作権の関係により公表できません。
【設問】
この絵本で紹介されている部分(省略を除く)について、使われている技法を○、使われていない技法を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- A 擬人法
- B 対句法
- C 反復法
(組み合わせ)
A | B | C | |
1 | ◯ | ◯ | ◯ |
2 | ◯ | ◯ | × |
3 | ◯ | × | ◯ |
4 | × | ◯ | × |
5 | × | × | ◯ |
B × 対句法は、おもに対照的な意味をもつ語句や類似した意味をもつ語句を配して、リズムをつくったり、意味合いを強調したりする技法です。
C 〇 反復法は、同じ語句を繰り返して用いることで、リズムをつくったり、意味合いを強調したりする技法です。設問にある絵本では、「うれしいのね」という言葉が繰り返し用いられています。
次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
保育所に勤めるT保育士は、子どもたちが野菜に親しみをもてるように、絵本の力を借りようと考えた。そこで、『いっぱい やさいさん』(まど・みちお/文 斉藤恭久/絵)の絵本を見つけた。その一部を紹介する。
【設問】
この絵本は以下のように続く。( A )にあてはまる野菜として正しいものを一つ選びなさい。
図:著作権の関係により公表できません。
(以下省略)
1 | じゃがいも |
2 | ぐりんぴーす |
3 | ほうれんそう |
4 | にんじん |
5 | とまと |
2 ×
3 〇 記述により、葉っぱがあり根本がピンク色の野菜と推測できる。選択肢の中では、ほうれんそうが最も当てはまります。
4 ×
5 ×
次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
実習生のWさん(学生、女性)は、児童養護施設への実習を控えています。施設実習を行うにあたって、施設について知っておくことが必要であると考え、「児童養護施設運営指針」を読んで事前学習を行いました。
【設問】
次の文は、「児童養護施設運営指針」(平成 24 年3月 厚生労働省)の一部である。( A )〜( C )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
施設は、社会的養護の地域の拠点として、施設から家庭に戻った子どもへの継続的なフォロー、( A )、社会的養護の下で育った人への自立支援や( B )、地域の子育て家庭への支援など、専門的な地域支援の機能を強化し、総合的な( C )機能を充実していくことが求められる。
(組み合わせ)
A | B | C | |
1 | 里親支援 | アフターケア | ソーシャルワーク |
2 | 保護者支援 | アフターケア | ソーシャルワーク |
3 | 里親支援 | リービングケア | ソーシャルワーク |
4 | 保護者支援 | リービングケア | マネジメント |
5 | 保護者支援 | アフターケア | マネジメント |
施設は、社会的養護の地域の拠点として、施設から家庭に戻った子どもへの継続的なフォロー、( A: 里親支援 )、社会的養護の下で育った人への自立支援や( B: アフターケア )、地域の子育て家庭への支援など、専門的な地域支援の機能を強化し、総合的な( C: ソーシャルワーク )機能を充実していくことが求められる。
次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
児童発達支援センターで実習をしているUさん(学生、女性)は、軽度の知的障害がある子どもたちのクラスに配属された。子どもたちと音楽にあわせて体を動かす活動をしている際、Yちゃん(5歳、女児)が突然Iくん(5歳、男児)の頭を強くたたき始めた。
【設問】
次の文のうち、実習生UさんのYちゃんへの対応として、最も適切な記述を一つ選びなさい。
1 | Yちゃんをさらに興奮させないように、そのまま様子を見る。 |
2 | Iくんの被害を食い止めるために、「私を代わりにたたいて」と伝え、気が済むまでたたかせる。 |
3 | Yちゃんのたたく行為を制止し、興奮を静めるように努め、興奮が収まった後にYちゃんと一緒に振り返りをする。 |
4 | Yちゃんのたたく行為を制止し、大きな声で叱り、何が悪かったかを説明させる。 |
5 | Yちゃんのおしりを軽く1回たたき、たたかれると嫌な気持ちになることを伝える。 |
2 × 叩く行為をやめさせないのは、不適切である。
3 〇 記述は適切である。
4 × 大きな声で叱るのは不適切である。
5 × 叩いてわからせようとするのは不適切である。
主に拍頭に位置する音を含む和音を選択します。本問の曲名は「こぎつね」(ドイツ民謡)で、調はハ長調、拍子は4分の2拍子です。選択肢ア・イ・ウはハ長調の主要三和音です。
A:イ(ドラファ) 旋律は「㋶ファドラ」なので、ドファラのイを選択します(〇が拍頭)。
※黄色のドは〇囲みです。
B:ア(ドミソ) 旋律は「㋞」で、ウのシレソも含まれているがここではアのドミソがふさわしいです。「ドファラ→ドミソ」は軽やかで心地よい落ち着きを感じる和声進行の基本としてシレソからドファラへは進めないルールがあります。3~4小節目と5~6小節目は繰り返しのメロディとなっており、5小節目もドファラとなるため、4小節目でシレソを選択することはできません。
C:ウ(シレソ) 旋律は「㋞ファファファ」なので、シレソのウを選択します。選択肢エはレファラです。ドファラの代わりに使われることがあるが本問では当てはまりません。
※黄色のファは〇囲みです。