神奈川県では、数年前から県独自の「神奈川県独自地域限定保育士試験」を行っています。
では、神奈川県独自地域限定保育士とはどんなものなのでしょう。
どんなメリットがあるのか、ご案内します。
神奈川県独自地域限定保育士とは
保育士の試験は全国で一斉に行われますが、神奈川県独自地域限定保育士試験は、当たり前ではありますが、神奈川だけのもの。
これに合格すると、神奈川県内のみで保育士として働ける保育士資格（国家戦略特別区域限定保育士）を取ることができます。
この資格は、登録から3年が経てば、なんと全国どの地域でも保育士として働くことができるのです！
そのため、数年間は神奈川県で働いても良いけど、ゆくゆくは結婚して地元に戻りたい･･･と考えている方にもおすすめです。
実技試験は不要！？
保育士試験というと、「ピアノが苦手」「絵が描けない」「絵本の読み聞かせってどうすればいいの」と言った声が聞こえがち。
しかし、この神奈川県独自地域限定保育士試験では、実技試験がありません！
かわりに、保育実技講習会があり、これを修了すると合格通知が発送されてくるのです。
保育士試験からの合格科目の引継ぎもあり！
全国で行われる保育士試験。この試験の合格科目は、神奈川県独自地域限定保育士試験に引き継ぐことが可能。
そのため、「筆記試験は合格したけれど、実技試験が不安」という方は、神奈川県独自地域限定保育士試験の保育実技講習会を受ければよいのです。
その後、全国で行われる保育士資格の実技試験も受けて、合格すればどちらの資格も手に入ります。
神奈川県で働こうと思っている保育士希望の方に、おすすめの方法です。
神奈川独自保育士試験の注意点
この神奈川独自地域限定保育士試験の合格科目の引継ぎ。神奈川県で働く気がない方にはおすすめできません。
なぜなら、この合格科目の引継ぎ、1回しか適用されないため、神奈川県独自地域限定保育士試験で使ってしまうと、全国共通の保育士資格の実技試験に不合格の場合、また筆記試験からスタートになってしまうからです。