育児の悩みの一つに習い事問題があります。「我が子を思って」という保護者の気持ちが空回りしてしまうこともあるでしょう。
行きたくないと言われた時にどうするか、また保護者としての心得など、専門家に聞いてみました。
こんなことに心当たりありませんか？
その①
他の子どもと比較していませんか？他の子どもと比べて「上手じゃない」や「練習時間が短いからできないんだ」などと言えば、楽しんでやっていたことでも嫌いになってしまいます。
その②
親が強制的に「練習しなさい」と押し付けていませんか？これも嫌いになる原因です。
その③
ピアノなど、親族の前で無理やり披露させたりしていませんか？急に嫌いになったという理由に多いのがこれです。
その④
弟や妹への嫉妬はありませんか？本人が習い事に行っている間、弟や妹に親を取られた気持ちになっている子もいます。
そんな時は別途本人と一対一で過ごす時間を作ることが大切です。
とにかく子どもの様子をよく見て決めて！
ちょっと甘えて言っているだけなのか、それとも本当に嫌になってやめたいのか。子どもの様子をよく見れば判断が付きます。
もう「これは無理かな」と思ったら潔くやめていいでしょう。
最もNGなのは、親が感情的になってもう「いい！やめろ！」となることです。子どもに対して「やると言ったのに続かなかったじゃないか」や「宿題をやらないなら辞めさせるぞ」など責めるのもNG。子どもは傷付いてしまいます。
朝日新聞調査「最新版、人気の習い事と予算」
★人気の習い事Top5
1位：水泳 41.0%
2位：学習塾 27.0%
3位：ピアノ 24.9%
4位：英会話 22.0%
5位：習字 13.9%
★いくつ習い事をしているか
1つ：46.6%
2つ：33.1%
3つ：15.1%
4つ以上：5.1%
★習い事にかかる月謝は
1位：5,000円～9,999円 35.3%
2位：10,000円～14,999円 20.4%
3位：4,999円以下 12.9%
4位：15,000円～19,999円 12.3%
それ以上もあり
教育学者 汐見稔幸さん曰く「家庭での環境作りを大切に」
これからピアノを習おうと考えた時、音楽に馴染みも動機付けもなければ、、音楽を好きになったり可能性を伸ばしたりすることは難しいでしょう。
家の中には音楽が溢れていて、家族が楽しく歌ったり演奏したりしているなど、環境を準備してあげることはとても大切とのことです。
2021年1月24日(木)朝日新聞EduAより出典
