テレビ東京が制作している赤ちゃん向け番組「シナぷしゅ」が人気を呼んでいます。きっかけは社員が育児休業中に感じた疑問からだったそうです。
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赤ちゃん向け番組はEテレしか選択肢がない･･･これでは困る！
毎週月曜～金曜日の朝7:35～8:00（再放送は夕方5:30～5:55）に放映されている赤ちゃん向け番組「シナぷしゅ」。
番組ができたきっかけは、コンテンツ統括部プロデューサーの飯田佳奈子さんが育児休業中に感じた疑問からだったそうです。
当時、赤ちゃん向けの番組はNHKのEテレしかありませんでした。質の高いネット動画も少なく、疑問を持っていたとのこと。
そこで、社会の一員である赤ちゃんの選択肢を増やしたい、という思いをもとに番組を企画しました。
監修は東京大学の赤ちゃんラボ。1つのコーナーは乳幼児の集中力を考慮して約2分に収めています。
また、オンラインでも番組を無料配信中。外出先でも視聴することができます。
2021年4月、レギュラー放送化してから2年目を迎えました。
今、世界中の言葉での「いないいないばあ」を実際に言葉で表現するコーナーが人気とのこと。
コロナ禍で外遊びが制限される中、4月からは子どもたちに元気に体を動かしてほしいと「ジユウたいそう」のコーナーも始めたとのことです。
テレビ東京「シナぷしゅ」
https://www.tv-tokyo.co.jp/synapusyu/
グッズ販売やアパレル「GU」との共同企画も
番組内には多様なコーナーでもりだくさん。それだけにとどまらず、シールブックや絵本なども販売されているとのことです。
今年の3月にはアパレルブランド「GU」と共同で作成した子ども服「GU baby」の新商品を発表しました。
ポケットの内側に人気のキャラクターを描いたり、ボタンに親しんでもらおうと大きなボタンを付けたりし、徹底的に赤ちゃんの目線で制作したとのことです。
赤ちゃんの感性を育むしかけがいっぱい！
シナぷしゅ × GU baby
https://www.gu-global.com/jp/ja/feature/collaboration/kids/pc/
赤ちゃんの感性をもっと育みたい！という思い
番組作りも洋服作りも「赤ちゃんの感性を育みたい」という思いがコンセプトになっています。
赤ちゃんにもっと広い世界を見てもらうためのコンテンツ作りに励みたい、と飯田さんは話しています。
Eテレは、朝の放映は遅く、夕方の放映は早い！保育園児が見られない！
Eテレの乳幼児向け番組で25年もの歴史がある「いないいないばあ」。放映は朝の8:10～と夕方4:05～となっています。この時間帯ではなかなか保育園に通う子ども達は見ることができません。
一方でシナぷしゅは朝は7:35～で夕方は5:30～。これなら保育園に通う子どもたちでも見られる子がかなり増えるでしょう。この放映時間は園児を抱える保護者からも好評とのことです。
2021年6月7日(月)朝日新聞朝刊より出典・引用しています。
https://www.asahi.com/
