朝は毎日バタバタして保育園に着く頃にはぐったりしているという保護者の方もいらっしゃいます。
すっと目覚めてサクッと食事をとってくれればスムーズなのですが、なかなかうまくいきません。
お子さんがスムーズに朝の支度が進められるように環境を整え、お子さんがやる気をだす声掛けが必要でしょう。
生活リズムや環境づくりをする
スムーズに朝の支度をするにはお子さんの機嫌がよいことが大切です。眠たくて機嫌が悪いということもあります。まずは睡眠時間を確保するための生活リズムの見直しをしていきましょう。
保育園での生活を前提にして、家を出る1時間半前には起床するのが理想です。夜は早く起きられるように21時までに寝かしつけることを目標にしましょう。
準備をスムーズにするために翌日の用意をしておくことも大切です。小さなお子さんもこれは自分のものという意識があります。保育園に持っていくカバンを入れる場所を作っておけばお子さんもわかりやすいでしょう。
お子さんがやる気を出す声掛けをする
●「時計の針がシールのところにきたら出発するよ」
あらかじめ時計にお子さんが好きなシールを貼っておき、声をかけておくと数字が読めなくても針の動きから理解し、時計を見ながら行動できるようになります。
●「○○ちゃんがズボンに手をかけております」
実況アナウンサーになった気分でお子さんの行動を実況してみましょう。保護者の方から見守ってもらっているという安心感からお子さんも楽しくなってきます。
●「このシャツとトレーナー、どっちにする?」
どちらを選んでも困らない選択肢を用意して声をかけます。何でも自分でやりたいという気持ちが強いお子さんであれば「自分で選んだ」という達成感からスムーズに着替えてくれるでしょう。
●「準備できた?」
準備が進んでいないとわかっていても「できた?」と聞かれると慌てて行動にうつすでしょう。
準備をしなければいけないと行動を思い出させる声掛けで自尊心を傷つけず準備を促すことができます。