保育士試験
過去問題
令和5年度(後期)
子どもの保健 令和5年度(後期)
問1
次のうち、「保育所保育指針」第1章「総則」2「養護に関する基本的事項」イ「情緒の安定」に関する記述として、不適切なものを一つ選びなさい。
1 | 一人一人の子どもが、自分の気持ちを安心して表すことができるようにする。 |
2 | 一人一人の子どもが、くつろいで共に過ごし、心身の疲れが癒されるようにする。 |
3 | 一人一人の子どもの発達過程、保育時間などに応じて、活動内容のバランスや調和を図りながらも、食事は全員一斉に取るように設定する。 |
4 | 保育士等との信頼関係を基盤に、一人一人の子どもが主体的に活動し、自発性や探索意欲などを高めるとともに、自分への自信を持つことができるよう、成長の過程を見守り、適切に働きかける。 |
5 | 一人一人の子どもの置かれている状態や発達過程などを的確に把握し、子どもの欲求を適切に満たしながら、応答的な触れ合いや言葉がけを行う。 |
正解は3
問2
次のうち、原始反射にあてはまらないものを一つ選びなさい
1 | 吸てつ反射 |
2 | 膝蓋腱反射 |
3 | 把握反射 |
4 | 緊張性頸反射 |
5 | モロー反射 |
正解は2
膝蓋腱反射は、伸張反射です。
問3
次のうち、正しいものを○、誤ったものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- A 新生児の体において、細胞内液と細胞外液から成る体液の割合は約80%である。
- B 乳児は、出生後に血中性ホルモン濃度が増加する。
- C 膵臓のランゲルハンス島にはa細胞とb細胞等があり、血糖値を調節するインスリンを分泌するのはb細胞である。
- D 体温を測る場合、腋窩温は口腔温より約1℃高い。
(組み合わせ)
A | B | C | D | |
1 | 〇 | 〇 | × | × |
2 | 〇 | × | 〇 | × |
3 | × | 〇 | 〇 | × |
4 | × | 〇 | × | 〇 |
5 | × | × | 〇 | 〇 |
正解は2
A 適切です。
B 不適切です。
C 適切です。
D 不適切です。
腋窩温は口腔温より高いですが、約1℃高いというのは不適切です。
B 不適切です。
C 適切です。
D 不適切です。
腋窩温は口腔温より高いですが、約1℃高いというのは不適切です。
問4
次のうち、小児の生理機能の発達に関する記述として、適切な記述を一つ選びなさい。
1 | 嚥下機能は、生後ほ乳をすることによって開始される。 |
2 | 胎児期の血液の流れ、すなわち胎児循環との違いとして、生後の血液の循環には、肺循環がある。 |
3 | 乳歯は生後石灰化が始まり、前歯は生後6~8か月頃に生え始める。 |
4 | 脳の機能は、胎児期から既に発達しており、出生時にはほぼ成熟している。 |
5 | 乳児では膀胱に尿が溜まると、その刺激が脳で感知され、脳細胞の指令で排尿がおこる。 |
正解は2
1 不適切です。
離乳初期からです。
2 適切です。
3 不適切です。
乳歯は、妊娠4〜6カ月頃に始まります。
4 不適切です。
脳の機能は、3歳までに80%、6歳までに90%、12歳までに100%完成します。
5 不適切です。
乳児では、尿意が感じ取れず、反射的に排尿をします。
離乳初期からです。
2 適切です。
3 不適切です。
乳歯は、妊娠4〜6カ月頃に始まります。
4 不適切です。
脳の機能は、3歳までに80%、6歳までに90%、12歳までに100%完成します。
5 不適切です。
乳児では、尿意が感じ取れず、反射的に排尿をします。
問5
次の【Ⅰ群】の発疹の種類と、【Ⅱ群】の内容を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
【Ⅰ群】
- A 紅斑
- B 苔癬化
- C びらん
- D 丘疹
- E 痂皮
【Ⅱ群】
- ア 皮膚表面より小さく盛り上がったブツブツで、風疹などでみられる。
- イ 膿や血液が乾燥して固まったもので、伝染性膿痂疹などでみられる。
- ウ 皮膚の毛細血管が拡張して赤色になっており、りんご病などでみられる。
- エ 皮膚組織が剥がれたり、破れてじめじめしており、ブドウ球菌の皮膚炎などでみられる。
- オ 湿疹が慢性化して表皮の肥厚が強まり皮膚表面がかさかさした状態になる。
(組み合わせ)
A | B | C | D | E | |
1 | ア | エ | ウ | イ | オ |
2 | ア | オ | イ | ウ | エ |
3 | ア | オ | ウ | イ | エ |
4 | ウ | エ | イ | ア | オ |
5 | ウ | オ | エ | ア | イ |
正解は5
A 紅斑…ウ
B 苔癬化…オ
C びらん…エ
D 丘疹…ア
E 痂皮…イ
B 苔癬化…オ
C びらん…エ
D 丘疹…ア
E 痂皮…イ
問6
次の文は、頭囲の計測法についての記述である。( A )~( D )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
乳幼児期は脳神経系の発育が急速に進む時期である。乳児では( A )の観察も行う。2歳未満の乳幼児はあおむけに寝かせ、2歳以上の幼児は座位または立位で計測する。計測者は一方の手で巻き尺の0点を持ち、他方の手で( B )を確認して、そこに巻き尺をあてながら前に回す。( C )に巻き尺を合わせてその周径を1( D )単位まで読む。
(組み合わせ)
A | B | C | D | |
1 | 大泉門 | 両耳 | 眉と眉の間 | cm |
2 | 大泉門 | 後頭結節 | 眉と眉の間 | mm |
3 | 小泉門 | 両耳 | 前額の突出部 | mm |
4 | 大泉門 | 後頭結節 | 前額の突出部 | cm |
5 | 小泉門 | 後頭結節 | 前額の突出部 | cm |
正解は2
A 大泉門
B 後頭結節
C 眉と眉の間
D mm
B 後頭結節
C 眉と眉の間
D mm
問7
次のうち、感染症に関する記述として、適切な記述を一つ選びなさい。
1 | 流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)は、ムンプスウイルスが原因病原体であり、耳下腺の腫脹、痛み、発熱が主な症状である。合併症はなく、軽症で治癒する。 |
2 | ポリオは、ポリオ菌によって起こり、脊髄の神経細胞が障害を受けて運動麻痺を起こす。 |
3 | 突発性発疹は、ヒトヘルペスウイルス6型及び7型が原因で主に乳幼児にみられる。高熱が3~5日続き、解熱とともに全身に淡紅色の細かい発疹が出現する。 |
4 | 風疹は、風疹ウイルスによって起こり、症状は麻疹に似ているが重症化しやすい。 |
5 | 結核は、主として結核菌が経口感染することによって起こる。 |
正解は3
1 不適切です。
合併症はあります。
2 不適切です。
ポリオウイルスです。
3 適切です。
4 不適切です。
風疹は、発疹や発熱などの症状が現れることが多いですが、症状がなかったり気づかないほど軽いこともあります。
5 不適切です。
結核は、空気感染によって起こります。
合併症はあります。
2 不適切です。
ポリオウイルスです。
3 適切です。
4 不適切です。
風疹は、発疹や発熱などの症状が現れることが多いですが、症状がなかったり気づかないほど軽いこともあります。
5 不適切です。
結核は、空気感染によって起こります。
問8
次のうち、「保育所保育指針解説」(厚生労働省)第3章「健康及び安全」1「子どもの健康支援」(3)「疾病等への対応」⑤「与薬に関する留意点」に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- A 保育所において保護者から預かった薬(座薬等を含む)を子どもに与える場合は、医師の診断及び指示による薬に限定する。
- B 保護者に医師名、薬の種類、服用方法等を具体的に記載した与薬依頼票を持参させる。
- C 保護者から預かった薬については、施錠できる場所に保管し管理を徹底する。
- D 与薬をする際は、複数の保育士等で対象児を確認し、重複与薬や与薬量の確認、与薬忘れ等の誤りがないようにする。
(組み合わせ)
A | B | C | D | |
1 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
2 | 〇 | 〇 | × | 〇 |
3 | 〇 | × | 〇 | × |
4 | 〇 | × | × | 〇 |
5 | × | 〇 | × | × |
正解は1
A 適切です。
B 適切です。
C 適切です。
D 適切です。
B 適切です。
C 適切です。
D 適切です。
問9
次のうち、生ワクチンに関する記述として、適切なものの組み合わせを一つ選びなさい。
- A 生ワクチンの接種回数は、すべて1回に限られる。
- B 液性免疫と細胞性免疫の両方が期待できる。
- C 注射生ワクチンを接種した日から次の注射生ワクチン接種を行うまでの間隔は、27日以上あける。
- D 副反応は数人に一人の割合で起こるものから、きわめてまれなものまで、様々である。
- E 妊婦に対しても接種することができる。
(組み合わせ)
1 | A | B | C |
2 | A | B | D |
3 | A | D | E |
4 | B | C | D |
5 | B | C | E |
正解は4
A 不適切です。
全て1回と限られていません。
B 適切です。
C 適切です。
D 適切です。
E 不適切です。
妊娠中に生ワクチンは接種できません。
全て1回と限られていません。
B 適切です。
C 適切です。
D 適切です。
E 不適切です。
妊娠中に生ワクチンは接種できません。
問10
次のうち、「保育所保育指針」で示された「午睡」に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- A 午睡は生活のリズムを構成する重要な要素であり、安心して眠ることのできる安全な睡眠環境を確保するよう努める。
- B 在園時間が異なるなど、睡眠時間は子どもの発達の状況や個人によって差はあるが、午睡の時間は一律に取れるようにする。
- C 乳児については、一人一人の生活のリズムに応じて、安全な環境の下で十分に午睡をする。
- D 1歳以上3歳未満児については、食事や午睡、遊びと休息など、保育所における生活のリズムが形成されるようにする。
(組み合わせ)
A | B | C | D | |
1 | 〇 | 〇 | 〇 | × |
2 | 〇 | × | 〇 | 〇 |
3 | 〇 | × | 〇 | × |
4 | 〇 | × | × | × |
5 | × | × | 〇 | 〇 |
正解は2
A 適切です。
B 不適切です。
午睡の時間も、子ども一人一人の生活リズムに合わせて取れるようにします。
C 適切です。
D 適切です。
保育所保育指針より抜粋
第1章 総則
3 保育の計画及び評価
(2) 指導計画の作成
オ 午睡は生活のリズムを構成する重要な要素であり、安心して眠ることのできる安全な睡眠環境を確保するとともに、在園時間が異なることや、睡眠時間は子どもの発達の状況や個人によって差があることから、一律とならないよう配慮すること。
B 不適切です。
午睡の時間も、子ども一人一人の生活リズムに合わせて取れるようにします。
C 適切です。
D 適切です。
保育所保育指針より抜粋
第1章 総則
3 保育の計画及び評価
(2) 指導計画の作成
オ 午睡は生活のリズムを構成する重要な要素であり、安心して眠ることのできる安全な睡眠環境を確保するとともに、在園時間が異なることや、睡眠時間は子どもの発達の状況や個人によって差があることから、一律とならないよう配慮すること。
問11
次のうち、保育所における消毒薬の使用に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- A プールの水の消毒には、原則、塩素系の消毒剤を用いることと定められている。
- B 嘔吐物の消毒に用いる次亜塩素酸ナトリウムと亜塩素酸水は、同じ調整濃度で使用する。
- C アルコール消毒液は、引火性があるため空間噴霧は禁じられている。
- D 床やドアノブを清掃する際、次亜塩素酸ナトリウムの希釈率は0.02%である。
- E 新型コロナウイルス感染症予防対策として、すぐに手洗いできない状況では、濃度70%以上95%以下のエタノールを用いて手によくすりこむ。
(組み合わせ)
A | B | C | D | E | |
1 | 〇 | 〇 | × | × | 〇 |
2 | 〇 | × | 〇 | 〇 | 〇 |
3 | 〇 | × | × | 〇 | × |
4 | × | 〇 | 〇 | × | × |
5 | × | 〇 | × | 〇 | × |
正解は2
A 適切です。
B 不適切です。
C 適切です。
D 適切です。
E 適切です。
B 不適切です。
C 適切です。
D 適切です。
E 適切です。
問12
次の文は、「保育所保育指針」第3章「健康及び安全」4「災害への備え」(2)「災害発生時の対応体制及び避難への備え」の一部である。( A )~( C )にあてはまる語句を【語群】から選択した場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- ・ 火災や( A )などの災害の発生に備え、緊急時の対応の具体的内容及び手順、職員の役割分担、避難訓練計画等に関するマニュアルを作成すること。
- ・ 定期的に( B )を実施するなど、必要な対応を図ること。
- ・ 災害の発生時に、保護者等への連絡及び子どもの引渡しを円滑に行うため、日頃から保護者との( C )に努め、連絡体制や引渡し方法等について確認をしておくこと。
【語群】
- ア 地震
- イ 豪雨
- ウ 防災訓練
- エ 避難訓練
- オ 密接な連携
- カ 適切な関係作り
(組み合わせ)
A | B | C | |
1 | ア | ウ | オ |
2 | ア | エ | オ |
3 | イ | ウ | カ |
4 | イ | エ | オ |
5 | イ | エ | カ |
正解は2
A…ア地震
B…エ避難訓練
C…オ密接な連携
保育所保育指針より抜粋
第3章 健康及び安全
4 災害への備え
(2) 災害発生時の対応体制及び避難への備え
ア 火災や地震などの災害の発生に備え、緊急時の対応の具体的内容及び手順、職員の役割分担、避難訓練計画等に関するマニュアルを作成すること。
イ 定期的に避難訓練を実施するなど、必要な対応を図ること。
ウ 災害の発生時に、保護者等への連絡及び子どもの引渡しを円滑に行うため、日頃から保護者との密接な連携に努め、連絡体制や引渡し方法等について確認をしておくこと。
B…エ避難訓練
C…オ密接な連携
保育所保育指針より抜粋
第3章 健康及び安全
4 災害への備え
(2) 災害発生時の対応体制及び避難への備え
ア 火災や地震などの災害の発生に備え、緊急時の対応の具体的内容及び手順、職員の役割分担、避難訓練計画等に関するマニュアルを作成すること。
イ 定期的に避難訓練を実施するなど、必要な対応を図ること。
ウ 災害の発生時に、保護者等への連絡及び子どもの引渡しを円滑に行うため、日頃から保護者との密接な連携に努め、連絡体制や引渡し方法等について確認をしておくこと。
問13
次のうち、保育所での感染症の集団発生の予防に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- A 学校感染症第二種に感染した場合は、保育所においても意見書または登園届の提出が義務付けられている。
- B 全ての感染症において流行の拡大の恐れがある期間は、隔離をすることや登園を控えてもらう。
- C ウイルスが体内に侵入してもその病気に対する感受性が低い人の場合は、感染しても症状が出ないことがある。
- D 麻疹や風疹の感染症が1週間以内に2人以上発生した場合は、施設長は市区町村や保健所に報告する義務がある。
- E 保育所の子どもや職員が感染症に罹患していることが判明した場合、子どもや職員の健康状態の把握や記録とともに、二次感染予防について保健所等に協力を依頼することは施設長の責務である。
(組み合わせ)
A | B | C | D | E | |
1 | 〇 | 〇 | × | 〇 | × |
2 | 〇 | × | 〇 | 〇 | × |
3 | × | 〇 | 〇 | × | 〇 |
4 | × | 〇 | × | × | 〇 |
5 | × | × | 〇 | 〇 | 〇 |
正解は3
A 不適切です。
登園届が必要かは、自治体や保育園のルールで決められています。
B 適切です。
C 適切です。
D 不適切です。
風疹は、1例でも発生すれば直ちに報告します。
E 適切です。
登園届が必要かは、自治体や保育園のルールで決められています。
B 適切です。
C 適切です。
D 不適切です。
風疹は、1例でも発生すれば直ちに報告します。
E 適切です。
問14
次の記述のうち、不適切なものを一つ選びなさい。
1 | 誤嚥防止のため、幼児が食事中姿勢よく座っているか注意する。 |
2 | 傷病者発生時、傷病者を助けるために最初に取る行動をファーストエイドという。 |
3 | 肘内障は幼児に多く、手が急に強く引っ張られたときに起こりやすい。 |
4 | 小児では、熱傷面積が全身の10%以上を占める場合は、救急車を要請する。 |
5 | たばこの誤飲は、ニコチン中毒を起こす可能性があり、十分な水を飲ませて吐かせ、受診する。 |
正解は5
1 適切です。
2 適切です。
3 適切です。
4 適切です。
5 不適切です。
吐かせるために、水や牛乳を飲ませてはいけません。すぐに病院を受診してください。
2 適切です。
3 適切です。
4 適切です。
5 不適切です。
吐かせるために、水や牛乳を飲ませてはいけません。すぐに病院を受診してください。
問15
次のうち、「保育所におけるアレルギー対応ガイドライン(2019年改訂版)」(厚生労働省)の第Ⅰ部「基本編」1「保育所におけるアレルギー対応の基本」(3)「緊急時の対応(アナフィラキシーが起こったとき(「エピペン®」の使用))」に関する記述として、不適切なものを一つ選びなさい。
1 | 消化器症状として、繰り返し下痢をするようであれば、「エピペン®」の使用や119番通報による救急車の要請など、速やかな対応をすることが求められる。 |
2 | 呼吸器症状として、のどや胸が締め付けられる、声がかすれる、犬が吠えるような咳、持続する強い咳込み、ゼーゼーする呼吸、息がしにくいといった状態であれば、「エピペン®」の使用や119番通報による救急車の要請など、速やかな対応をすることが求められる。 |
3 | 全身の症状として、唇や爪が青白い、脈が触れにくい・不規則、意識がもうろうとしている、ぐったりしている、尿や便を漏らすといった状態であれば、「エピペン®」の使用や119番通報による救急車の要請など、速やかな対応をすることが求められる。 |
4 | 「エピペン®」を使用した後は、速やかに救急搬送し、医療機関を受診する必要がある。 |
5 | 「エピペン®」を保管する際は、日光のあたる場所や冷蔵庫等を避けて15~30℃で保管する。 |
正解は1
1 不適切です。
下痢ではなく繰り返し吐き続けるです。
2 適切です。
3 適切です。
4 適切です。
5 適切です。
下痢ではなく繰り返し吐き続けるです。
2 適切です。
3 適切です。
4 適切です。
5 適切です。
問16
次のうち、「保育所における感染症対策ガイドライン(2018年改訂版[2022(令和4)年10月一部改訂])」(厚生労働省)の2「感染症の予防」⑤「血液媒介感染」に関する記述として、不適切なものを一つ選びなさい。
1 | 血液媒介感染する主な病原体は、B型肝炎ウイルス(HBV)、C型肝炎ウイルス(HCV)、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)等である。 |
2 | ひっかき傷やすり傷、鼻血など、血液や傷口からの滲出液に周りの人がさらされる機会も多く、皮膚の傷を通して、病原体が侵入する可能性もある。 |
3 | ひっかき傷等は流水できれいに洗い、絆創膏を貼らずによく乾かすようにする。 |
4 | 子どもの使用するコップ、タオル等には、唾液等の体液が付着する可能性があるため、共有しない。 |
5 | 全ての血液や体液には病原体が含まれていると考え、防護なく触れることがないように注意する。 |
正解は3
1 適切です。
2 適切です。
3 不適切です。
菌が入らないように絆創膏やガーゼなどで傷口を保護します。
4 適切です。
5 適切です。
2 適切です。
3 不適切です。
菌が入らないように絆創膏やガーゼなどで傷口を保護します。
4 適切です。
5 適切です。
問17
次のうち、保育所での感染症に関する記述として、不適切なものを一つ選びなさい。
1 | 乳児は成人に比べ鼻道や後鼻孔が狭く気道も細いため、風邪等で粘膜が腫れると息苦しくなりやすい。 |
2 | 動物に触れた後や動物を飼育している場所を清掃した後には、石鹸を用いた流水での手洗いを徹底する。 |
3 | インフルエンザの主な感染経路は飛沫感染であるが、接触感染することもある。 |
4 | 保育所でのRSウイルス流行期は、特に異年齢間の交流を制限しない。 |
5 | 保育士等の職員は、自分が感染していることに気づかないまま感染源となることもあるので、職員の体調管理にも気を配る。 |
正解は4
1 適切です。
2 適切です。
3 適切です。
4 不適切です。
R Sウイルスは、接触感染、飛沫感染で感染が広がる感染症なので、RSウイルス流行期は、異年齢間の交流は制限します。
5 適切です。
2 適切です。
3 適切です。
4 不適切です。
R Sウイルスは、接触感染、飛沫感染で感染が広がる感染症なので、RSウイルス流行期は、異年齢間の交流は制限します。
5 適切です。
問18
次のうち、食物アレルギーのある子どもの誤食事故が発生する危険性を低減化しうる対策として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- A 食器の色を変える。
- B 給食対応の単純化(完全除去か全解除かの二者択一の対応)を原則とする。
- C 原因食物となる頻度の多い食材(鶏卵・牛乳・小麦等)を給食に使用しない献立を作成する。
- D 調理や配膳にあたっては、指差し声出し確認を徹底する。
- E ヒヤリ・ハット報告の収集及び要因分析を行う。
(組み合わせ)
A | B | C | D | E | |
1 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
2 | 〇 | 〇 | × | 〇 | 〇 |
3 | 〇 | × | 〇 | 〇 | × |
4 | × | 〇 | × | × | 〇 |
5 | × | × | × | 〇 | 〇 |
正解は1
A 適切です。
B 適切です。
C 適切です。
D 適切です。
E 適切です。
B 適切です。
C 適切です。
D 適切です。
E 適切です。
問19
次のうち、保育所における事故の応急処置に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- A 子どもの鼻に豆が入ってしまった。ピンセットでつまんで引っ張り出そうとした。
- B 捻挫をした。痛がる部位をよくもんだ。
- C 犬に咬まれた。傷口を流水で洗い、医師の診察を受けた。
- D 蜂に刺された。子どもが痛がるので無理に針を抜かず、医師の診察を受けた。
- E 誤って熱湯を子どもの手の甲にかけてしまった。すぐに冷水をかけた。
(組み合わせ)
A | B | C | D | E | |
1 | 〇 | 〇 | × | 〇 | × |
2 | 〇 | × | × | × | 〇 |
3 | × | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
4 | × | 〇 | × | 〇 | × |
5 | × | × | 〇 | 〇 | 〇 |
正解は5
A 不適切です。
あやまって奥へ押し込んでしまう可能性があるので、ピンセットなどで取り出すのは不適切です。
B 不適切です。
安静にして、捻挫した部分を心臓より高く上げ、氷などで冷やします。
C 適切です。
D 適切です。
E 適切です。
あやまって奥へ押し込んでしまう可能性があるので、ピンセットなどで取り出すのは不適切です。
B 不適切です。
安静にして、捻挫した部分を心臓より高く上げ、氷などで冷やします。
C 適切です。
D 適切です。
E 適切です。
問20
次のうち、子どものアレルギーに関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- A 食物アレルギー対応においては、安全・安心の確保を優先する。
- B 気管支喘息の予防においては室内清掃だけではなく、特に寝具の使用に関しても、留意する必要がある。
- C 保育所における気管支喘息の対応においては、保護者との連携により、運動等の保育所生活について事前に相談する。
- D アレルギー性結膜炎において、角結膜炎があるときは、プールの水質管理のための消毒に用いる塩素が、その悪化要因となる。
(組み合わせ)
A | B | C | D | |
1 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
2 | 〇 | 〇 | 〇 | × |
3 | 〇 | × | × | 〇 |
4 | × | 〇 | × | × |
5 | × | × | × | 〇 |
正解は1
A 適切です。
B 適切です。
C 適切です。
D 適切です。
B 適切です。
C 適切です。
D 適切です。
保育所保育指針より抜粋
第1章 総則
2 養護に関する基本的事項
イ 情緒の安定
(ア) ねらい
① 一人一人の子どもが、安定感をもって過ごせるようにする。
② 一人一人の子どもが、自分の気持ちを安心して表すことができるようにする。
③ 一人一人の子どもが、周囲から主体として受け止められ、主体として育ち、自分を肯定する気持ちが育まれていくようにする。
④ 一人一人の子どもがくつろいで共に過ごし、心身の疲れが癒されるようにする。
(イ) 内容
① 一人一人の子どもの置かれている状態や発達過程などを的確に把握し、子どもの欲求を適切に満たしながら、応答的な触れ合いや言葉がけを行う。
② 一人一人の子どもの気持ちを受容し、共感しながら、子どもとの継続的な信頼関係を築いていく。
③ 保育士等との信頼関係を基盤に、一人一人の子どもが主体的に活動し、自発性や探索意欲などを高めるとともに、自分への自信をもつことができるよう成長の過程を見守り、適切に働きかける。
④ 一人一人の子どもの生活のリズム、発達過程、保育時間などに応じて、活動内容のバランスや調和を図りながら、適切な食事や休息が取れるようにする。