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1. １　糖が尿中に出る病気を糖尿病といい、尿検査によって診断される。
2. ２　糖尿病は過食が原因であり、子どもには稀な疾患である。
3. ３　糖尿病は、ステロイドホルモンの分泌異常が主な原因である。
4. ４　糖尿病の原因となっている臓器は、腎臓である。
5. ５　糖尿病が悪化すると、失明、腎不全、神経症などを起こす。

子どもの生活の（ａ）連続性を踏まえ、家庭及び地域社会と連携して保育が展開されるよう配慮すること。その際、家庭や地域の機関及び団体の協力を得て、地域の（ｂ）自然、高齢者や異年齢の子ども等を含む人材、行事、施設等の地域の資源を積極的に活用し、（ｃ）豊かな生活体験をはじめ保育内容の充実が図られるよう配慮すること。

（組み合わせ）

1. Ａ　乳歯の生える順序は、下あごの前歯が最初に生えることが多いが、上あごからの場合もあり、生える順序で心配する必要はない。
2. Ｂ　むし歯予防や永久歯の萌出のために、乳歯の場合は歯と歯の間に多少のすき間が開いている方が望ましい。
3. Ｃ　食物を食べていない時の口中の酸度は pH6.5 ～ 7.0 くらいであるが、pH が上昇することにより、歯が侵されやすい状態になる。
4. Ｄ　むし歯の発生には、歯垢中の細菌の存在が要因としてあげられるが、咀しゃくや唾液流出の状態も関係している。
5. Ｅ　乳歯の多くは妊娠後期に形成を開始し、続いて石灰化が行われる。

（組み合わせ）

６か月ごろの子どもは、（　Ａ　）をするため、ベッドに一人にしておくと（　Ｂ　）が起きる。

８か月ごろになると（　Ｃ　）ができるが、まだ安定していないため（　Ｄ　）し、ものに当たって（　Ｅ　）へと発展する。（　Ｆ　）の事故としては、窒息のリスクに注意をする。

（組み合わせ）

1. Ａ　生後３か月前後に多い。
2. Ｂ　予防のため、寝かせるときはうつぶせ寝にする。
3. Ｃ　予防のため、同居の家族等がたばこを吸わないようにする。
4. Ｄ　保育所では、乳児部屋は保育者が常駐し、定期的に呼吸などをチェックする。
5. Ｅ　予防のためには、乳児の体を冷やさないように、衣類や布団を多めに使用する。

（組み合わせ）

【事例】

発達に問題なく元気な児が６～７か月乳児健診を受けたところ、カウプ指数が 21 だった。自宅に帰り母が保育雑誌を読んでいるうちに、カウプ指数の数値が心配になり入所している保育所の保育士に相談した。ちなみに、母乳栄養の児である。

【設問】

次のうち、保育士の対応として、最も適切な記述を一つ選びなさい。

1. １　太りすぎていて健康によくないので、１日に与える母乳の回数を制限するように指導した。
2. ２　母乳を減らして離乳食を増やし、カウプ指数が正常域内になることを目指すように指導した。
3. ３　乳児がやや太っていても、元気で発達も良好なら気にする必要はないと話した。
4. ４　病院に行って栄養指導を受けるように勧めた。
5. ５　この児のカウプ指数は正常域の中にあり、特に心配する必要がないことを説明した。

1. Ａ　子どもは新陳代謝が活発なので、体温は高めである。
2. Ｂ　子どもの血管壁は薄く硬化が少ないため、血圧は大人より高めである。
3. Ｃ　体温は睡眠中の早朝が最も低く、夕方が最も高い。
4. Ｄ　体温は測定箇所で異なり、腋窩温は直腸温より高い。

（組み合わせ）

1. Ａ　乳幼児期から高齢期まで幅広く発症するが、３歳以下の発症が多い。
2. Ｂ　原因が不明なものもあり、ほとんど遺伝しない。
3. Ｃ　てんかんは、熱性けいれんと同じくけいれん発作を主症状とするが、意識消失など、けいれんを伴わないものもある。
4. Ｄ　医師の指示があった場合は、保育所の行事への参加を制限する。
5. Ｅ　抗てんかん薬を長期的に服用する場合がある。

（組み合わせ）

1. １　砂糖、シロップ、ココア、バニラなどの甘味料や香料を加えて飲ませる。
2. ２　コップ一杯のスポーツドリンクやお茶などの飲料に溶かして飲ませる。
3. ３　薬を飲んだ後、ミルクや水を飲ませる。
4. ４　粉薬は少量のぬるま湯で練ってペースト状にし、上あご又は頬の内側にぬる。
5. ５　粉薬はおよそ 10 ml のぬるま湯で溶かし、スポイト等でなるべく口の奥に入れる。

1. Ａ　感染予防の観点から標準予防策は遵守するよう義務づけられている。
2. Ｂ　希釈して使用する消毒薬は原液の濃度が異なり換算して作るため、毎週希釈しなおして常備する。
3. Ｃ　簡易的砂場消毒法とは、天気の良い日に黒のビニール袋を、砂場を覆うようにシート状に１日中被せておくことである。
4. Ｄ　プールの遊離残留塩素濃度を適切に保つため、毎時間水質検査を行う。
5. Ｅ　新しい動物を飼い始めるときには、２週間くらいの観察期間を設けて感染症を防止する。

（組み合わせ）

【事例】

11 月のある朝、保育所に登園してきたＷ君が何となく元気がないように担当のＭ保育士は思い、Ｗ君の母に様子を聞いた。Ｗ君の母は「朝、食欲がなかったので、牛乳だけ飲んできた。でも平熱で、その他はいつも通りなので連れてきた。大丈夫だと思う」と答えたので預かることにした。Ｗ君のことに注意を払いながら一人で保育をしていたところ、午前中の室内遊びの途中で突然Ｗ君が嘔吐をした。

【設問】

次のうち、担当のＭ保育士のとる行動として、最も適切な記述を一つ選びなさい。

1. １　他の児はそのままにしてＷ君のそばにすぐに行き、Ｗ君の介助及び嘔吐処理を行う。
2. ２　応援を頼み、他の児をすぐにその部屋から出し、Ｗ君の介助を行い他の部屋（保健室など）に連れていく。
3. ３　他児への対応とＷ君の介助及び嘔吐処理を同時に行う。
4. ４　すぐに隣の部屋に行き、保育士を呼び、Ｗ君の介助と他の児童の対応を分担して行う。
5. ５　すぐに嘔吐処理用の一式を用意し、嘔吐処理を行ってからＷ君の介助を行う。

健康とは、完全な（　Ａ　）、（　Ｂ　）及び（　Ｃ　）福祉の状態であり、単に（　Ｄ　）又は病弱の存在しないことではない。

（組み合わせ）

【Ⅰ群】

• Ａ　Ａ型肝炎
• Ｂ　Ｂ型肝炎
• Ｃ　ジフテリア
• Ｄ　ポリオ

【Ⅱ群】

1. ア　糞口感染で伝播する。発熱、倦怠感などに続いて血清トランスアミナーゼが上昇する。典型的な症例では黄疸、肝腫大、濃色尿、灰白色便などが認められる。
2. イ　上気道粘膜疾患のひとつ。灰色がかった偽膜が形成され、気道が閉塞することもある。
3. ウ　血液・体液を介して感染し、感染した時期、感染時の宿主の免疫能によって、一過性感染に終わるものと持続感染するものとに大別される。子どもへの感染は、母子感染が一般的である。
4. エ　脊髄神経前角の運動神経核を侵すことで四肢を中心とする全身の筋肉の運動障害、いわゆる弛緩性麻痺（だらりとした麻痺）を起こす急性ウイルス感染症である。

（組み合わせ）

1. １　生後２か月になったら、定期接種として Hib（ヒブ）ワクチン、小児用肺炎球菌ワクチン、Ｂ型肝炎ワクチンの予防接種を受けることが重要であることを周知する。
2. ２　BCG は、標準接種期間の生後５か月から８か月までのできるだけ早い時期に接種することが勧められている。
3. ３　水痘ワクチンは、１歳になったら３か月以上の間隔をあけて２回接種するのが重要である。
4. ４　５歳児クラス（年長組）になったら、卒園までに麻しん風しん混合（MR）ワクチンの２回目の予防接種を受けることが重要であることを周知する。
5. ５　ロタウイルス感染症の予防接種は、任意接種であるが、感染力が強い疾患のため、発症する前に予防接種を受けることが重要であることを周知する。

保育所保育において、子どもの健康及び（　Ａ　）は、子どもの（　Ｂ　）と（　Ｃ　）の基本であり、一人一人の子どもの健康の保持及び増進並びに（　Ａ　）とともに、保育所全体における健康及び（　Ａ　）に努めることが重要となる。

（組み合わせ）

1. Ａ　出生時には頭囲は胸囲を上回るが、一般的には生後２歳には胸囲が頭囲よりはるかに大きくなる。
2. Ｂ　出生時の頭蓋骨は縫合部が閉鎖していないため、大泉門と小泉門が開いた状態であるが、大泉門は生後まもなく閉じる。
3. Ｃ　２歳未満の身長計測は仰臥位で行い、足蹠面（足のうらの面）を固定し、頭部に移動板を垂直に当てて目盛りを読み取る。
4. Ｄ　妊娠中の母親の喫煙本数が多いと出生体重は軽くなるが、父親や同居人の喫煙と出生体重との間にも同様の関連がみられる。
5. Ｅ　出生後に肺呼吸が開始されると、心臓・血管系に、卵円孔やボタロー静脈管の閉鎖などの解剖学的変化が認められる。

（組み合わせ）

※問17は選択肢Aに明確さを欠いた表現があるため、受験者全員が正解となっています。

1. １　乳幼児の体重測定を行う場合は、授乳時間や食事に関係なく測定する。
2. ２　身長については、２歳以上の児は立位で計測し、１mm 単位まで計測する。
3. ３　乳幼児の体重測定の際は、必ず全裸にして測定する。
4. ４　頭囲を測定する際は、正確に測定する必要があるため、乳児の場合は必ず寝ているときに測定する。
5. ５　胸囲を測定する際は、体軸に垂直な平面内にある巻き尺で計測しなければならないので、仰臥位で測定する。

1. Ａ　免疫が外から体内に入る物質を異物として認識し排除する仕組みの中で、自分自身を攻撃する状態を作り出すことをアレルギー反応と呼ぶ。
2. Ｂ　アナフィラキシーショックは、食物アレルギーのある人に起こり、呼吸器や消化器など複数のアレルギー反応が起こるが、血圧低下など循環器の症状は起こらない。
3. Ｃ　食物アレルギーのある子どもには、必ずエピペン®が処方されている。
4. Ｄ　食物アレルギーの場合、血液検査で特異的及び非特異的 IgE を測定するが、アレルゲンとなる食物摂取制限の決め手にはならない。

（組み合わせ）

1. Ａ　不適切な養育の兆候が見られる場合には、「児童福祉法」等に基づき適切な対応を図る。
2. Ｂ　地域社会から孤立した家庭は、そうでない場合に比べて、児童虐待が起こりやすい。
3. Ｃ　児童虐待の発生予防のために、都道府県が実施主体となって「乳児家庭全戸訪問事業」が行われている。
4. Ｄ　児童虐待の発生予防のためには、産前産後の心身の不調などに対応できるサービスが重要である。

（組み合わせ）